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髑髏の茶杓なんて攻め過ぎてます?
不吉で怖いイメージを持たれる髑髏ですが、実は再生や厄除けを意味する
縁起の良いモチーフです。
踊るような仕草のこの髑髏なんて愛嬌すら感じます。

この髑髏の茶杓を作ってもらうにあたり、ぜひ合わせたい棗がありまして
それがこの「蜘蛛」の棗。
蜘蛛が吐き出す糸はやがて瓔珞を描き出し棗を荘厳していきます。
仏教では瓔珞は仏像や天蓋などを美しく装飾する仏具であり、
魔除けの役割を果しています。
なのでこの茶杓と棗の組合せはもしかして最強かも?!

茶杓「浮かれドクロ」、二寸棗「蜘蛛」/伯兆




山本さんの箱に中島さんの茶道具、大桃さんの茶杓に茶筅筒を組み合わせた
店主好みの茶箱、作ってみました。
搬入から気になっていた高台碗と鈍い金の小壷には真鍮の茶杓がしっくり。
この雰囲気に合わせて茶筅筒と茶巾筒も金属を投入、打ち出しの中近東の
文様を思わせる異国の雰囲気をまとう道具が加わると和洋折衷、好みな感じ。
箱は墨や金属粉で古色の表情をつけた円筒箱。
私物の古渡り更紗も入れこんじゃってもう自分で買ったら?的な箱が出来上がり。
妄想は楽しくて恐ろしい~!

高台碗、小壷、振出し、菓子器/中島完
茶杓、茶筅筒、茶巾筒/大桃沙織
箱/山本景子




お土産で頂いたクッキー缶が可愛くて、いつか何かに使おうと思っていたのが
ここに来て出番が回ってきました!
クッキー缶には茶筅、振出し、茶杓、茶巾入れが収まって、茶碗の中には
小壷を仕組み仕覆でまとめて今日の妄想茶箱の出来上がり~。
両手のひらに収まるコンパクト設計、いかがかしら。

茶碗仕覆付、小壷、茶筅筒、振出し、茶巾入れ、二部式茶杓袋付/中島完




美味しいお米を作る農家夫婦に飼われているマメ。マメという名前は
小柄な体に由来している。成猫になっても子猫みたいに小さい子、
夫婦にとっては子供みたいな存在です。
さてそんなマメのお気に入りは農作業の合間にお父さんが作ってくれた
猫ちぐら。今日も気持ちよさそうに寝ていますよ。

茶碗、小壷、振出し、茶巾入れ/中島完
茶杓「のび」/天野ミサ
茶筅筒/山本景子




もっとも気軽にお茶を楽しむなら盆略手前。
茶碗に茶入と茶杓、茶筅とお盆があれば、手軽にお茶の時間が始まります。

シックにまとめた中島完さんの茶道具に、山本景子さんのお盆が加わると
互いの個性が引き出されてなかなか面白い組合せに。
男前な茶道も乙女な茶道もいける中島×山本の組合せ、
良いです!

丸盆、丸板皿/山本景子
茶碗、小壷(茶入)、茶巾入/中島完




ロンダ定番となっている山本景子さんの茶筅筒。
大人しく無難にまとめた茶箱に山本さんの茶筅筒が加わると
ピりっとしたアクセントになります。

一見金属のように見えますが、麻布で出来たボディに
色漆や金属粉、墨などで表情をつけています。
軽くて丈夫なので持ち運びにぴったり、保管用にもいいと思います。
これまでのボディの和紙から麻布に変わり、より丈夫になりました。
野点用茶筅サイズですが、今展では普通の茶筅用もございます。

茶筅筒/山本景子




蒔絵師伯兆さんの小棗「カエルの親子」と茶杓「柳とカエル」。

縁起物といわれるカエル。調べてみると「無事カエル」「福カエル」「若ガエル」
「お金がカエル」と、ダジャレ的な語呂合わせの縁起のいい言葉が並びます。
他にも前にしか跳ばないことから仕事運が上がる、卵をたくさん産むから
子孫繁栄とか、なんかカエルってすごい。
コレクターが大勢いるのも頷けます。



茶道具といえば棗と茶杓、とくに抹茶を入れる容器の棗は大きさや形状、
塗のものから木地のもの、無地のものから凝った柄までたくさんの棗が
あります。
私の通う教室でも季節や趣向にあわせて色々な棗を使わせて頂くことが
ありますが、こんな可愛い棗は先生持ってないし(笑)
ぜひ実物をご覧いただきたい愛らしさです。

小棗「カエルの親子」茶杓「柳とカエル」/伯兆さん
茶碗/中島完さん

茶碗を清めた湯や汚れた湯を捨てる、地味な存在の建水。
そんな建水を妄想茶道具ではメイン並の待遇でご紹介しております。




展示会初日は「建水に茶道具を全部収める」遊びで大盛り上がり(笑)
お気に入りの茶道具をコンパクトに効率よく詰めた後は
さらに山本さんの茶箱やお客様持参の巾着篭に収めるわけですが、
大桃さんの建水がとても良いので、このまま建水兼箱でいいじゃないか
という案も登場、中身をとっかえひっかえ時間を忘れて延々と続けられる、
恐ろしく楽しい....。こうして妄想の世界は果てしなく続きます(笑)



シンプルな中にさりげなくあしらった装飾、見せたくなる建水を作って頂きました。
長く使い馴染んで出てくる使用感と、金属の経年変化もあいまって
愛着がますだろうことが想像できます。

建水の中身.。

茶碗、小壷、振出、二部式茶杓、茶筅筒、茶巾入/中島完さん
銅の建水/大桃沙織さん


中島完さんの茶道具と取合せてほしいロンダの妄想茶道具たち。
例えば今日はこんな茶箱を妄想してみました。



タイトルはノワールの茶箱。
ノワールは艶やかな黒い被毛の猫。
古い屋敷に住む老婦人に飼われていて、紫のベルベットのソファー、
老婦人から贈られた金の鈴、三角の爪とぎがお気に入り。
陽のあたる窓辺でまったりと寛ぐのを日課にしています。

※店主の妄想につきお小言お断りでお願いいたします。





茶箱の中身.。

茶碗、小壷、振出、茶巾入/中島完さん
銀の茶杓「ひとやすみ」/天野ミサさん
銅の茶筅筒/大桃沙織さん

茶道具はすべて単品売りです。組合せを自由にお楽しみください。



ロンダジル1Fギャラリーでは9月11日(土)より9月25日(土)まで
「中島完茶箱展」「ロンダの妄想茶道具小品展」を開催いたします。

茶箱や茶道具と言えばなにやら敷居が高く思われるかもしれませんが
中島さんの茶箱や妄想茶道具は違います。
自分らしいスタイルでお茶を楽しむ気持ち優先(茶道の心得がなくても)
で作られた、いつでもどこでもお茶が楽しめる茶箱なのです。
とくに小さなサイズの茶道具で組む茶箱はままごとのような愛らしさで
遊び心をくすぐります。

ふたつの展示は双方の茶道具を組合せて楽しんでいただけるように
企画しました。
中島完さんの茶道具に天野ミサさんの銀の茶杓、大桃沙織さんの銅の
建水や茶筅筒、伯兆さんの蒔絵の棗、茶杓に山本景子さんの茶箱など、
どんな組合せが出来るかはその方次第、
ぜひ自分だけのお気に入りの茶箱作りをお楽しみくださいませ。