目次に戻ります。  1ページ前に戻ります。

  



「中島完茶箱展」にあわせ同時開催しております「ロンダの妄想茶道具小品展」。
この小品展の作品はとくに茶道具という視点ではなく見立ての感覚で
こんなお品があったら素敵!という作品を集めてご紹介しています。
ですので細かいことは言いっこなし。
あくまでも自分らしいお道具を見立てて楽しんで頂けたら幸いです。

今回ご協力いただいた作り手は7人。
順々に作品をご紹介してまいりますのでお付き合いくださいませ。


6人目にご紹介するのは竹工芸の船橋正則さんの竹かごです。
茶箱を持っていたらしたいこと。
景色の良い所へピクニックに行き、美味しいお茶を味わってみたい。
となれば竹かごは外せないアイテムだと思いませんか?
ただ竹かごといっても素朴な田舎風なものではなく、
目指したのは大人が持つのに相応しい作りの良いもの。
細めの竹ひごで編んだ網代編みの竹かごが出来ました。







今回は中島さんの茶箱展に合わせ小ぶりな竹かごを作って頂きました。
大きさは「120×185×h85mm」、「120×205×h110mm」の2サイズ。
中島さんの茶道具なら上の茶道具一式入ります。
ちなみに秋の恵みをイメージした取合せ。
柿色の茶碗と振出に栗色の茶巾入れがポイント、手前味噌ですみません(笑)




4人目と5人目はガラス作家橋村大作さん、野美知さん夫妻の作品です。
常設ショップでも時折ガラスの振出やふたものを作ってくださるお二人に
今展にも振出やふたもの、小さな花入れをお願いしました。
とくに夫婦合作の鳥のふたものは振出に見立てたらぜったい可愛いはず!
こんな遊び心のあるお茶道具を使ったら、会話も弾みそうですよね。
かっこいい大作さんの作品、可愛い野美知さんの作品、
ぜひご覧くださいませ。





鳥の栓のふたもの
私的にはここから小粒なチョコレートが出るのを想像しております。
可愛いすぎると思いません?




大作さんの振出。



野美知さんの振出。




大作さんの花入れ。





野美知さんの花入れと掛花入れ。




野美知さんのふたもの。



お茶とは関係ないけれど道具繋がりで。
野美知さんの水滴。

3人目にご紹介するのは蒔絵師伯兆さんの作品です。
茶道具を作るなら伝統工芸である蒔絵を加えたいと思っていました。
伯兆さんにご相談したところ、こちらの何気ないリクエストから
様々にアイディアを膨らませ、いくつものデザイン案を提供してくださり
彼女の感性に感動、そして出来上がった作品の可愛さと言ったら!
光彩を放つ螺鈿の美しさ、工夫を凝らした意匠、
すこし甘さを感じさせるデザイン、どれをとっても乙女心をくすぐります。
棗や茶杓の桐箱に銘替わりにほどこされた可愛い絵も必見。




小棗「氷雪」
キーンと空気が冷えた夜。水から徐々に氷になっていく様をイメージ。
木地は梅。




2寸棗「蜘蛛」
美しく張られたクモの巣からこぼれ落ちているのは瓔珞。
瓔珞は仏像の頭や体にかけられた飾りのこと。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、お釈迦様が手に取ったあの極楽のクモをイメージして。
山中塗




中棗「金魚」
柿の木地は模様が独特です。その模様を揺れる水に見立てて
金魚を泳がせました。
木地は柿。



茶杓「燕と柳」
輪島塗



茶杓「月と兎」
輪島塗



茶杓「雪華」
輪島塗



茶杓「蜘蛛の巣」
輪島塗



茶杓「水草」
輪島塗

2人目にご紹介するのは塗師の鎌田克慈さんの作品です。
乾漆(かんしつ)というボディに木を使わず麻布を漆で塗り固める技法で
器などの作品を作られている鎌田さん。
今展でご紹介するのは中島さんの茶道具がぴったりと収まる茶箱2種類、
乾漆で作る器はとても軽量で堅牢、旅茶箱におすすめです。



乾漆旅持正方茶箱
120×120×h110mm



正方茶箱は黒と、上写真の外黒/内赤の2種類がございます。



表面に地の粉で表情をつけた石目の茶箱。
茶箱で使う以外にも料理を盛ったり何か別の道具を収めたり、
使い方もいろいろあると思います。

乾漆旅持長方茶箱
160×120×h112mm

あいうえお順にまずは金工作家大桃沙織さんの作品です。

大桃さんの作品はアラベスクやイスラミックなどのデザインを想起させ、
茶道具に合わせると和洋折衷な面白い取り合わせができると思い
茶杓や茶筅筒をお願いしました。
私の想像を超えてとても可愛く素敵な茶道具を作ってくださいました。



真鍮の茶杓







真鍮と銅の茶杓





真鍮や銅、アルミを使った茶巾入れ。



10月17日(土)から18日(土)まで「ロンダの妄想茶道具小品展」をご紹介しています。
皆様のご来店をお待ちしています。