
鎌田克慈 漆器展
2022年10月22日(土)~10月29日(土)
日常使いにお勧めしたい漆のお椀や丼、中に何を入れようか
悩むのも楽しい蓋付鉢などの乾漆の器をご覧頂きます。
お正月に向けて重ね箱も並びます。
ぜひご高覧くださいませ。

上段から時計回りに甲盛長方箱、甲盛正方箱、黒は甲盛弁当箱です。
この二段重、どれも上段に下段が収まり省スペースで収納できます。
また木を使用していないので湿気乾燥による狂いが生じにくいため
冷蔵庫へ入れることも可能です。
ただし密閉性はありませんので、食品の乾燥がきになる際は
ラップ併用をお勧めします。
こういう箱はお正月用と思われがちですが、お寿司やお菓子など
箱に入れてテーブルに並べると見え方も変わり新鮮です。

 

端正な雰囲気の漆の皿は使い方によってハレもケも活躍します。
あらたまった和食をイメージしがちですが、揚げものもカレーも
お刺身だって何でもOKです。


 
木地でつくる漆器とは違い、揺らぎを感じる鎌田さんの作品。
自身で手びねりやロクロで作る型は自由な形を表現することができること
から「uneri」シリーズのような作品が生まれます。


折敷は器の載せるだけでなく料理を盛ってもいいし意外と使えるアイテム。
角切正方折敷は31.4×h1.9cm。


入隅長方折敷

布目丸折敷は径33.3×h2.2cm
 
練行衆盤は径33.2×h2cm。
 

こちらは蓋付正方鉢。楕円タイプよりお弁当箱やお重みたく感じられるかもですが
それより気軽な感じで普段使いによいと思います。
サイズは約12×12×h8cm、お色は赤/溜/黒があります。

 
金属のスプーンの硬さが苦手な方にお勧めのスプーン。
軽くて口当たりが柔らかく、スッとしたデザインが上品です。
16cmの匙(小)、18.5cmの匙(大)があります。


お色は赤/溜/黒がありますが、背側はすべて黒になります。

 
DMに使用した蓋付楕円鉢は鎌田さん曰く「何でも箱」。
お弁当をいれてもいいし、料理や食材のお裾分けを入れて渡すのもいいし
(この場合器は要返却で)、趣味の道具箱にしてもいい、好きに使えばいい
箱とのこと。
ならば早速好物の笹鰻を詰めてお弁当にしてみたらこの絵力よ。
鎌田さんの漆器は木を使用していないので、食べ残してもこのまま冷蔵庫
に入れて大丈夫なのが嬉しい。ただし密閉性はありませんので
乾燥が気になる時はラップ併用がおすすめです。

蓋物といえば今回はこちらの蓋物もございます。
こちらは鎌田さんのコロに蓋をつけたもの。
これまでの真塗(しんぬり)ではなく、テクスチャーはマットでざらっとした表情。


普段使いの漆器の定番といえば飯椀や汁椀です。
とりわけ飯椀は鎌田さんにとって特別な思い入れがあるそうで
漆器でいただくお米は感動的な美味しさとのこと。
独立後に初めて作られたのも飯椀、今展もいくつかの飯椀が並びます。

口縁が緩やかに端反った新作の丼。
手頃なサイズ感でご飯ものや麺類などにも重宝します。
 
カジュアルな普段使いに一番のお勧めは布目皿。
布目が透けてみえるので乾漆の器というのが一目で分るところと
カトラリーでできる傷も目立ちにくいのが有難いです。
形は丸型と楕円型、色は黒/溜があります。


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